私たちの理念

 私たちは日々の暮らしの中で、様々な感情を抱えながら生きています。
学校や職場で心は疲弊し、傷つき、そして時には誰かを傷つけてしまうこともあるかもしれません。
私たちはそんな、心のゆとりを失ってしまいがちな現代人にこそ、芸術の力が必要であると思っています。
なぜなら芸術には、触れる人の心に寄り添い、人生に「豊かさ」を与えてくれる力があるからです。

だからこそ走藝社プロジェクトは、芸術の力で心を満たし、あなたの豊かな人生に貢献したいと考えています。
それを実現するために、「鑑賞」「交流」「創造」の3つのプロセスを重視し、それぞれからアプローチを試みます。

走藝社プロジェクトの由来

 私たちの名前は、1948年から1998年までの50年間活動されていた陶芸作家のグループ、「走泥社(そうでいしゃ)」に由来しています。戦後間もない社会の混乱期に結成され、伝統にとらわれない技法で数多の作品を創作し発表してきた「走泥社」は、実用性を伴わない「オブジェ焼き」という新しい概念を打ち立て、戦後日本の陶芸界に新しい風を吹き込みました。それは、復興していく日本に新たな未来を予感させるものでもありました。

「走藝社」の名前には、私たちも「走泥社」に倣い、芸術界から心の豊かさを誰もが感じていられる、新しい時代の風を吹かせたいという願いが込められています。